Team 88's
武甲山の守り人 守屋泰平さん
秩父を見守る武甲山
埼玉県秩父市と横瀬町の境にそびえ立つ武甲山は、古くから秩父地方の産業を支えている。
石灰岩を採掘するために露出した岩肌は、まるで巨大なピラミッドの様に姿を変えている。
日本二百名山の一つに数えられ、標高1,304mある山頂を目指して登山者も多い。
2時間ほどかけて登ると、山頂には売店などはなく、古社 御嶽神社が鎮座している。
そこで「守屋 泰平」さんが、訪れる人をもてなしている。
もう一度訪れてくれますように
代々武甲山を守り、武甲山をこよなく愛する守屋さん。
トイレ用の水など20kgにもなる装備品を担ぎ、登山者のために山頂へ通っている。
山道には、みんなの願い事を書いた積み石でさざれ石を作ろうと、石灰石の積み場を設けている。
この場所にもう一度訪れてほしい、そして、武甲山との繋がりや人との絆を築いてほしいという願いを込めて、様々な工夫がなされている。
その思いが繋がり、今では山頂へ水を運ぶボランティアや、守屋さんの活動を応援する人たちが現れ始めている。
歴史を紡ぐTeam88's
現在、守屋さんの活動は幅を広げ、山頂だけにとどまらない。
武甲山のことを多くの人に知ってもらう活動のため、同世代の仲間を集め「Team88's」を結成した。
武甲山の歴史や文化を風化させないため、広く次世代に伝え、地元を盛り上げる活動を行っている。
そんな熱い守屋さんと語ったり、活動を応援してみませんか?
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武甲泰平